幸村×趙雲 お話

□赤い月8
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夜になり宿の部屋で二人は布団を隣に並べて敷いて、それぞれ布団に入ったのだが、趙雲が浴衣姿なのに対し、幸村は鎧姿で入口側の布団に潜り込み、枕元には自らの得物、炎槍索戔鳴を置き、隣の布団の趙雲に向かって。

「安心してお休み下さい。もし何かあっても趙雲殿をお守り致しますから。」
「幸村殿?」
幸村は真面目な口調で。
「今宵は伽をして夫婦らしい一夜を過ごそうと思っておりました。しかし、露天風呂といい、外といい、さんざん趙雲殿と伽をしてしまってお疲れでしょう。どうかゆっくりとお休み下さい。先程、左近殿が投げ飛ばした連中が押しかけて来るかもしれません。私はいつでも飛び起きて趙雲殿を守れるようにしておきたいと思います。」

そう言うと鎧姿のまま寝転がり幸村は趙雲の方を向き、瞼を瞑る。
趙雲は幸村の整ったその顔を見つめながらため息をついた。

今宵は期待をしていたのに…
先程の露天風呂での激しい伽で身体の奥が疼いてたまらない。

そっと幸村に近づくと、その唇に唇を寄せ、口づけを落とす。
驚いたように幸村が瞼を開ければ、趙雲は幸村の手を握り締め、自らの股間に導くと触らせ。
「私は今宵の幸村殿との伽を楽しみにしていたのに…幸村殿は答えて下さらぬのか?」
「趙雲殿っ…」
「どうか熱い夜を私と共に過ごしてはくれないだろうか…」
幸村は顔を赤くして、趙雲を抱き締め。
「趙雲殿からそのような情熱的な言葉を聞けるだなんて…私は貴方を牢に閉じこめて、その身体を貪って来たというのに…何て私は幸せ者なのでしょう。」

「では…幸村殿…」
趙雲が再び幸村に唇を寄せる。
幸村は優しくその唇に口づけを落としてから。
「一つお願いがあるのです。」
「願いとは?」
「縛った貴方を抱きたい。貴方の恥ずかしい所をさらけ出して、じっくりと見たい。」
今度は趙雲が赤くなって。
「縛られるだなんて…そんな恥ずかしい事は…」
「お願いです。趙雲殿…」
幸村に頼まれると弱い趙雲。

「解った。好きにしてくれ。私は幸村殿の妻なのだから。」


趙雲の承諾を得ると、浴衣を脱がし、下帯を取って趙雲を全裸にし、幸村は浴衣の腰紐で趙雲の右手首と右足首、左手首と左足首、それぞれ縛れば趙雲は思いっきり足を開いた格好になり、真っ赤になって顔を逸らして。
「こ、こんな格好…ああっ。幸村殿。見ないで…」
「なんて…灯りの下の貴方の裸は淫らで綺麗なんでしょう。」
蝋燭の灯りに照らされて趙雲の白い肌は恥ずかしさに上気してうっすらと赤くなっており。
幸村の目にさらされている一物はピクピクと震えて勃ち上がり、蜜を鈴口から溢れさせて。
幸村が身を屈めて、趙雲の一物の先に口づけを落とすと、ビクンと趙雲の身体が跳ね上がる。ぺちゃぺちゃと舌でその蜜を舐め取れば、趙雲は身を震わせながら。
「そんなに舐めないで…出るっ…出てしまう。」
「私の口の中に出して下さい。」
「ああっ…そんなの恥ずかしい…」
「良く出しているじゃないですか…今更恥ずかしがらなくてもいいのです。趙雲殿の物は美味しい…」
ツツツと竿を撫でるように指先を滑らせれば、更に、ビクビクと一物は震えて。
ちゅぅっと幸村が一物の先に唇をつけて強く吸い上げる。
「ああああっ…あっ…」

趙雲は熱い蜜を幸村の口の中に吐き出せば、幸村はうっとりとした顔で喉を鳴らしながらその蜜を全て飲み込んで。
趙雲が息を荒げながら。
「恥ずかしいから…幸村殿…」
幸村は口元を手の甲で拭いながら。
「何て可愛いのでしょう。ああ、そうだ。あそこにこんな可愛らしい物が。」
幸村が立ち上がり持ってきたのがコケシで、趙雲はそれをみて驚いたように目を見開き。
「これを入れるつもりか?」
「ええ…貴方がこれを銜えるのを私は見たいです。」
「嫌…嫌だっ…」
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