幸村×趙雲 お話
□赤い月2
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食事が終わると幸村は。
「そうだ…薬を持って来たのです。塗って差し上げますから。」
「薬って…いや…自分で塗れるからいい。」
「そうは参りません。自分では塗りにくいでしょう。足を開いて傷を見せてくれませんか。」
「そんな恥ずかしい事は…」
趙雲は真っ赤になって俯く。
「いつまでも痛いのはいやでしょう?薬を塗ったら楽になりますので。」
幸村に言われて趙雲は着物を捲り、布団の上でおずおずと両足を広げ手を後ろ手につき奥まった蕾を、茂みに覆われた一物をさらけ出す。
幸村は薬の壺を手に取り趙雲に向かって。
「仰向けに寝た方が良く見えますから、仰向けに寝転がって下さい。」
趙雲は仰向けに布団に寝転がり足を拡げて、顔を赤くしながら瞼を瞑り。
「早くして下さらぬか?恥ずかしくて仕方がない。」
「中の方までじっくりと塗って差し上げますから。」
ひやりとした指先が趙雲の蕾に触れられる。幸村が趙雲の蕾を引っ張れば趙雲はその痛みにうぅっとうめき声を上げて。幸村は蕾から手を離すと。
「やはり切れているようですよ。」
幸村は壺から塗り薬を指先で掬うとゆっくりと蕾に擦りつけるように薬を塗りつける。
趙雲はそのヒヤリとした冷たい感覚に眉を寄せて。
更に薬を指に再び掬うと蕾の中にズブズブと指を沈めていき、中を押し広げるかのように指を動かし塗りつけて。
「ああっ…幸村殿…んっ…そんな擦らないでっ。ひぃっ…そ、そこはっ。」
幸村の指が前立腺の辺りを強く擦ればビクビクと趙雲は身体を震わせ反応して。一物も硬くなり勃ち上がり始めて。幸村は嬉しそうに。
「ここが気持ちいいのですか。もっともっと擦ってあげますから。」
「ハァ…あっ…んっ…気持ちいい…」
幸村が更に指を動かし前立腺を刺激するように強く擦り続ければ趙雲は耐えきれないとばかり勃ち上がった一物から蜜を滲ませ始め。
幸村に向かって潤んだ瞳で。
「幸村殿…挿れて下さらぬか?」
「傷に触りますが…」
「かまわないから。」
指を抜き趙雲の蕾にこちらもすっかり興奮しきった一物の先を押し当ててズブリと蕾の中に挿入すれば趙雲はヒィと悲鳴を上げて内壁は強く幸村を締め上げる。
幸村は趙雲の頬を優しく撫でながら。
「やはり痛むでしょう。こんなに締め付けて…」
「ハァハァ…でも幸村殿が欲しい…」
幸村は趙雲の唇に唇を寄せ、舌を差し込み激しく貪るような口づけをする。趙雲の舌を舌で絡め取り夢中で舌を貪っていれば、わずかにその締め付けも緩んだので。唇をゆっくりと離すとズズズと腰を蕾の奥へと進めて。
趙雲はその痛みに眉を寄せながら、息絶え絶えに幸村に向かって。
「私を…ここに閉じこめて…一生愛してくれないか…」
「趙雲殿。嬉しいです。私の伴侶として一生愛して差し上げますから。」
そう言うとその両乳首をまさぐるように優しく両手で揉みながら幸村は。
「沢山、これからも愛し合って行きましょう。愛しています。趙雲殿。」
「ああっ…私もだ。幸村殿。」
趙雲は幸村がゆっくりと自分の中で動き出すその痛みを快感を身体の奥で感じながら、幸村に愛されるならこのままここで生を終えてもかわまないと思うのであった。
赤い月に捕らわれた獲物がここに又一人…
幸村の妻という名の鎖に縛られ過ごすことになる。