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※街でばったり会いました。
「あ、カカシさん。お久しぶりです」
「ん?あぁ、久しぶり。買い物してきたの?」
「はい。カカシさんはお休みですか」
「うん。だから散歩してた」
「…本読みながらよく歩けますね」
「そんなの慣れだよ、慣れ」
「へぇ…あ、それイチャパラじゃないですか」
「え、知ってるの?」
「読んだことは無いですけど…いかがわしい内容の本ですよね」
「いかがわしいって……まァそうだけど」
「貸してください」
「…………」
「本屋行っても私じゃ買えないんですよね」
「そりゃそうだ。だってコレ十八歳未満はダメな本だよ?」
「知ってますよ。だから貸してくださいって言ってるんじゃないですか」
「いや、だってキミまだ五歳位じゃなかったっけ」
「大丈夫ですよ、たかが性交の一つや二つ、読んだ位じゃどーにもならないですって」
「五歳児の発言じゃないよそれ」
(だって中身はオバサンだもの)
(そして結局貸してくれませんでした)