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□逆もまた然り
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「ねぇねぇ曽良君」

「何ですか」

「何でいつもそんなにツンツンしてるの」

「…………」

「たまにはこー…デレッとしないと」

「…………」

「そしたら、ほら、今流行りのツンデレの出来上がりぃ〜」

「……(ズビシ!)」

「あだーっ!」



何か凄いムカついたから断罪チョップをしてやった。本当に何なんだこの人は。芭蕉さんが今回の旅に連れて行きたい人が居ると言うから了承してみたら(勝手に決めてムカついたから断罪チョップをお見舞いしておいた)まさか女性だったとは。芭蕉さんとどういった繋がりがあって来たのかは知らないけど、断ると僕の心が狭いみたいだから何も言わなかった。僕にしては偉いと思う。

ちなみに今甘味処で休憩中だ。芭蕉さんは何処かに行ってる。だから彼女と二人きりだ。あの馬鹿何処行きやがった。



「ほらほら、早くデレッとしなさいよ」

「僕じゃなくて芭蕉さんにやって下さい」

「駄目よ、芭蕉さんは常にデレデレじゃない」



それも一理あると思った僕は馬鹿か。そもそも何でこの人はこんなに僕にデレを求めるのか。理解不能だ。

外見だけならそれなりにモテる容姿をしているだろう。歳も僕とそうそう変わらない。なのに何故ここまで変なのか。もったいない。



「僕にデレッとさせてどうするんですか」

「え?別にどうもしないよ」

「は?」



本当に何なんだ。頼むから一回死んでくれないだろうか。いや、一回死んだら生き返らないでくれ。



「死にたいですか?」

「え!?何そのいきなりのデンジャラス思考!怖!」

「いきなりじゃないです。日頃考えてました」

「尚の事怖いよ!」



ああもううるさい。何処かに行ってくれ。



「ツンデレはギャップを求める人にとって最高潮のギャップなんだよ!?」

「そうですか」

「反応冷たい!まだツンを突き通すのかコンニャロ!いだっ!」



良い加減本当にうざい。何だこのうざさは。芭蕉さん以上にうざい。もう良いだろうか。先に行ってしまって良いだろうか。あの馬鹿なら勝手に生きていくだろう。今は兎に角近くの馬鹿をどうにかしたい。



「あれ?何処行くの曽良君」

「…………」

「あれ?ちょ、無視?曽良君!ねぇ!ねぇってば!」

「…………」

「……曽良君のばーか」

「…………」

「…っ、一人で勝手にどっか行っちゃえ!」

「…………」



この場合はデレデレした後にツンツンだから…デレツン?………あ、












もまた然り













(結構有りですね…)
(何が?)
(あなたはもっとツンツンしろと言う事です)
(は?)















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こんなの曽良君じゃないやい/(^o^)\


 

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