BL
□アシ藤
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会話文
「……アシタバ」
「どうかした？ 藤くん」
「俺の事、好きか？」
「えっ、う、うん。勿論、す、好き……だよ」
「本当か？ 本当に本当か？」
「本当だよ！ ……どうかしたの？」
「アシタバ、こっちこい」
「うん。…………うわっ」
「あー……安心する……」
「ふ、藤くん？ この体勢、の意味は……」
「ん？ 恋人だからいいだろ、別に」
「でも、真っ正面からの抱っこは……恥ずかしいよ……」
「（抱っこ…）いいじゃん。安心するから」
「藤くん……」
「っていう夢を見たんだ」
「………………」
「恥ずかしかったけど……藤くんがかわいかったなー」
「………………」
「僕からやってみようかな？ どんな反応するんだろう」
「……本好、保健室へ行くぞ」
「別にいいけど、何しに行くの？」
「藤に忠告するためにだ」
「分かったよ」
「でさー……ってあれ？ いないや」
逃げて、藤！
（藤！ アシタバに気をつけろ！）
（は？ なんで）
（襲われるぞ！）
（アシタバに？ むしろ襲われるのはアシタバの方……）
（じゃあな！）
（ちょ、……何しに来たんだ？）