BL
□うるむ瞳を隠せない
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どうも、お久しぶりです。緋井裕哉です。
爽やか少年を目指してる(はずの)腐男子です。
フラグクラッシャーと呼んでもらいたいです。でも、無理です。
なぜなら……
「ちょっと、裕哉の隣は俺のものだよ」
「ちげぇ。俺のものだ」
「野蛮人は黙ってて下さい。裕哉の隣は未来永劫、私のものです」
フラグ立ちまくりだからです。いや、なんで?
俺は傍観者だったのに、脇役だったのに。なんで受け要員に?
俺、なんかした?
「あのー、なんで俺の隣を争っているんっすか? あなた方、ついこの間まで李夜の隣を争っていたじゃないですか。というか、李夜も参加してるし……」
「こいつよりもお前のほうが魅力的だったからだ」
「誠に残念ですが、同意見です」
「お前がこいつらよりもいい奴で可愛いかったから」
「最後のはおかしいよね、李夜」
なぜだ。なぜこうなった。
もう、もう三次元で萌えないから……
「もとの日常に、平和に戻して……!!」
「涙目な裕哉可愛いぜ!」
うるむ瞳を隠せない
(誰か……)