短編・番外編

□来世でも殺し合いしましょう
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「好きだよ」


「うん」


「殺したいぐらい」


「うん」


「憎むぐらい」


「うん」


「嫌いになるぐらい」


「うん」


「だからね」


「うん?」


「死んで」


「……」


「私の手で他の誰の手でもなく私の手で」


「……」


「どんな殺し方がいいかな? あのね、ハサミと包丁とカッターと糸とロープと紐とイスとライターとマッチとガソリンと睡眠薬と火鉢とバットと石と岩とペンと鉛筆と紙と拳銃とライフルと毒薬と弓矢とボーガンと針と炭と硬球とバスケットボールとバレーボールとテニスボールとハンドボールとドッジボールとサッカーボールとラケットと木刀と竹刀と爆弾とトンファーと鞭と手錠と……まだまだあるよ」


「………………………………」


「ねぇ、どれがいい?」




「君の手で」



「僕の息の根を」



「止めて」




「わかった。
    ・・・
じゃあ、またね」



    ・・・
「うん。またね」




 来世でも殺し合いしましょう
(来世でも愛し合いしましょう)




そして僕らは繰り返す

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