短編・番外編

□3.妄想広がり放題
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◇オタクなヒロイン5題

3.妄想広がり放題

※ツッコミ所満載だけどスルーして下さい
若干会話文



半田美少年(達)がサッカーの練習している最中に、私はマネージャー達と交流を深めていた。

「ここって、たくさんの萌えがあるよねー」

独り言のように呟くと、隣から同意の声があがった。

「はい、それはもう! 例えば、染岡さんと吹雪さん。例えば、豪炎寺さんと虎丸くん。そうそう、キャプテンと風丸さんは幼なじみなんですよ!」
「え、そうなの!? なにそれ萌える。他にはー?」
「キャプテンは魔法の呪文、“サッカーやろうぜ!”で、敵対していた元宇宙人を改心させて仲良しになりました。元不良も手懐けていますね」
「基山くんと飛鷹くんか」

あの、最早変態ストーカー化した基山くんと舎弟わんこ飛鷹くんもまでか……。

「主には。アフロディさんや御影専農中とかもそうですね」
「てるみちゃんもか……。というかすごい名前の学校だね」

洗脳って……。

「そうそう、世界にいる選手も落としましたよ。何人だったかな………」
「え、世界も? というか数えきれないくらいとか……。まじ円堂くんハーレム王。フラグ一級建築士」
「不動さんはベンチウォーマーで一匹オオカミでしたが、お兄ちゃんの頑張りでツンデレに昇格しました。ちなみに、バナナが好物」
「ツンデレ……だと? そしてバナナwww」

あの頭でバナナとかwww

「そんな私は不鬼を推します! 豪鬼でも円鬼でも可」
「突然である。その3つは確かにおいしいが、私は半田一筋! だから松半か一半でお願いします」

半田まじ天使! そんな思いを込めながら、こぶしをぐっと握りしめる。
春奈ちゃんに負けないよ!

「半田さんといえば、海外に半田さんそっくりの人がいます。名前はフィディオ・アルデナさん。こちらが写真です」
「…なん…だと!? これはいいイケメン。半田がいれば最高じゃないか。フィ半、おいしいです。遠距離恋愛というところもなかなか……」




「……俺は何も聞いてないぞ」
「俺もだ」「オレも」「僕もー」
「俺は大歓迎! 円堂くんはあはあ」
「なぁなぁ、みんな何してんだ? サッカーやろうぜ!」
「円堂くうううん!!」
「「「「そうだね・な、やろう」」」」
「え、みんなスルーなの?」


「あ、みてみて! 円堂くんのハーレム!」
「わぁ、本当ですね!」
「基山くんはいつもながら絶好調だね!」




3.妄想広がり放題



「「「「(寒気が……)」」」」


***


聞いてないと自己暗示してたのは、鬼道さん豪炎寺一之瀬マックスの順です。
同意したのは言わずもがな、ヒロトくん。

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