Over?
□能力大事件〜生死の境〜
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「咬み殺していいって事だよね。」
雲雀が言った。
『フッ。恭弥、お前さ俺に勝てないのにいい度胸してるじゃねーか。』
あつしが挑発する。
「だから咬み殺そうとしてるんだよ。」
あつしは口角を上げた。
『2人は愛羅の下へ行け。俺が送る。』
「余所見してる暇は無いよ。」
ガキイィィィン!!!!
あつしが雲雀の攻撃を受け止めた。
『さあ行け!テレポート!!!』
あつしは2人を愛羅の下へと飛ばそうとした。
「あつしありがと!雪!!行くよ!」
「逃がさないよ。」
尚も雲雀は2人を逃がそうとしない。
「・・ニヤ・・いいのかなぁ?そんな事して。」
愛流が歪んだ笑みを見せた。
「・・何がだい?」
「僕らを傷付けたら・・・愛羅・・もとい、愛吏が悲しんじゃうよー?」
「!!」
「雲雀さんのコト、嫌いになっちゃうかもねー♪(ニヤニヤ)」
「・・・・」
「で、そこを骸とか・・ディーノとか・・あ、武とか。取られちゃうよ?」
「・・・・・・」
『確率的には跳ね馬か山本だな。』
そう感じたのか、雲雀は身動きもせず黙り込んだ。
『はぁっ・・・はぁ・・・大丈夫ですか!?皆さん!』
愛吏が走ってやって来た。
「お、愛吏!」
『雲雀さん!駄目ですよ!あつしさんに挑むならまだわかりますが・・
雪里さんや愛流さんに手を出すなんて!』
愛吏が雲雀に注意する。
「・・・じゃ、愛吏が相手してよ。」
『今日は駄目です。さっき、愛羅が力使い過ぎちゃったの、で・・・も、立ってるだけで・・・キツ・・い・・です・・・』
ドサッ
愛吏は倒れてしまった。