Novel
□秘密を知ったとき
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金髪碧眼のアイツは俺によく突っ掛かる奴で、友達"だった"。
《秘密を知ったとき》
「サスケ、何点だったってば!?」
英語のテストが帰ってきて、自分の席に座ると俺の前に座っているナルトが話かけた。
「96点だ」
「うっ!また負けたってばよ…」
「当たり前だウスラトンカチが。お前に負けるわけないだろ」
ナルトはイギリスの血が入ったクォーターだ。
生まれはイギリスだったのでそれなりに英語はできるらしい(育ちは日本だから解らないところもあるらしい)
「お前はどうだったんだ?」
「72点だってば」
「…低いな。本当にイギリス生まれか?」
「うるせぇー!!」
疑いの目を向けるとナルトはおもいっきり叫び、シカマルのところへ点数を聞きに行った。
アイツは俺にとって、本当に大事な男友達でライバルだと俺はずっと思っていた。
「あ、サッスケ〜!今度の休み、勉強教えてってば」
「あぁ、いいぜ」
まさかこの約束でそんな思いは捨て、新たな想いを持つなんて…
「それじゃあ朝からな!絶対だからな!」
「わかったから…ちゃんと朝からいくって」
この時はまだわかっていなかった。