Novel
□初恋の
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「と、まぁ、これが俺の初恋です」
話が終わると雲雀さんは目を見開いて俺を見ていた。
「それって…」
「えへへ//。きっと当たりですよ」
雲雀さんはきっとわかったのだろう。
「綱吉」
気がつけば抱きしめられていた。
「ーッ//ひ、雲ば「恭弥」へ?」
「恭弥って言わなきゃ話さない」
「き、恭…弥……さん」
俺が最後に"さん"と付けるとヒバ…恭弥さんはため息をついた。
「まぁ、今はそれてもいいよ」
俺を離して恭弥さんはとても綺麗に、桜に負けないくらいの優しい笑顔で頭を撫でてくれた。
《初恋の相手はキミでした》
(あ、ちなみに僕も綱吉が初恋だよ)
(そ、そうなんですか!?)
(うん。じゃなきゃ僕が群れるわけないじゃない。君に惹かれたから声をかけたんだよ)
(そう…なんですか…(恥ずかしい))
(クスッ。ねぇ、綱吉)
(は、はい!!)
(今度、デートしよっか)
(え?)
(場所は…僕たちが出会ったあの公園で)
(!!はい!!)
((君を一目みたときから好きだった。デートの日にそういったら君はどんな顔をするのだろうか。今からが楽しみだね))
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