Novel
□秘密を知ったとき
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「少し早かったか?」
朝9時過ぎ。
俺はコンビニで買ったおやつと勉強道具を持ち、ナルトの家の前にたっていた。
「相変わらずデカイな;;」
ナルトの父親はとある企業の社長らしい。
なので家もそれなりにデカイのである。
「此処にいても怪しいだけだな」
流石に玄関にずっといるのもアレだと思いチャイムを鳴らした。
ピーンポーン
「……出ねぇ」
ピーンポーン
「…(怒)」
なかなか出て来ないナルトにイライラしてくる。
「チッ。まだ寝てんのか?」
俺は携帯をだしてナルトに電話をかけた。
プルルルル
『ふぁい…』
「ナルト…お前まだ寝てるのか?」
『ん…サ、スケ…。今何時…』
「9時過ぎだ」
『うん…今起きた。鍵開いてると思うからあがってきて』
「またか;わかった」
ナルトとの電話を切り、玄関のドアノブを回すと言っていた様に鍵は開いていた。
ナルトの父親が朝早く出るため開いているのが多いらしい。(無用心にも程がある)
そう思いながら2階にあるナルトの部屋を目指して俺は階段をのぼった。