Novel
□秘密を知ったとき
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「ナルト!入るぞ」
「へぁ!?ち、ちょっと待っ」
ナルトの静止を聞かず、俺は部屋に入った。
中には腰まで髪が伸びている金髪にサラシを巻いている女がいた。
「………………!?////わ、悪い!!」
バンッ
と大きな音を立てて部屋から出ていった。
「///」
顔から赤みがぬけず、扉の横で座りこんでいると扉が開いた。
「サスケ…」
金髪の女は俺の名を呼んだ。
聞いたことのある声で
「…まさか………ナルト?」
俺がそう問い掛ければナルトらしき女は首を縦にして頷いた。
「お前、女だったのか?」
「…それについては部屋の中で話すってば」
部屋に入るよう促され、俺は部屋に入り、いつも通り床に座った。
「まずは、黙っててゴメン…。怒ったよな」
「い、いや。驚いたが何か事情があったんだろ?だからそんな顔すんなよ」
ナルトは少し泣きそうな顔をして俯いていた。
そんな様子から、故意にしていた訳じゃないと思った俺はナルトの頭を撫でてやった。
「訳、話してくれるか?」
「うん…」
ナルトは俺を見つめ、姿勢を正した。
「じゃあ、なんで男装をしてるのか話すってばね」
ナルトの言葉に俺も姿勢を直した。