「オコサマ」

兵士達に慕われる少年(?)と
ひょんな事から彼らに
巻き込まれていく
「俺」の物語。
◆「オコサマ」の逸話?2 

 奴らは話を進めた
「あの子すっかり
なついてましたよね」
「いやぁ生きたテディベアが
すぐになついてしまうなんて
流石です!!」
おいおい!!そいつは
テディベアじゃないって!!
「赤ちゃんは好奇心旺盛だから、
警戒しなかったみたいだね」
「そしたら顔に傷の付いた
巨大なテディベアが来て
可愛くない声で
鳴いたんですよね」
おいおい!!そいつの
親熊じゃねぇかよ!!
しかも手負いとか…
やばいぞそれ!!!

2010/06/02(Wed) 09:39 

◆「オコサマ」の逸話? 

 奴らがなんとか注文を
済ませ何事もなかったかの様に
楽しそうに食べてたが、
俺は新たな疑問のおかげで
食べた気がしねぇ…
 少年が奴らにかなり
敬愛されてる理由がわからねぇ…
 すると奴らの一人が少年に
話しかけた。
「いやぁ〜 こうやってみんなで
食べてると色々思い出しますね」
 …こいつら 昔は結構一緒に
飯食べてたみたいだな
「そうだね… 
ピクニックの時とか」
「動くテディベアが弁当の
匂いにつられて来た時とか」
 え!? ちょと待て!!
動くテディベアって
なんだよ!!?
「あぁ、熊の赤ちゃんの事か」
おいおい脅かすなよ…
って え? 熊の赤ちゃん…?

2010/06/02(Wed) 08:36 

◆「オコサマ」とランチ6 

 それを聞いた奴らは
少しの間呆然としていたが、
そのうちの一人が目を輝かせて
「そうか!『オコサマ』と
子供の『お子様』を
かけてあったのか!!」
と嬉しそうに言った。
すると他の奴らも
「子供たちのヒーロー
なんですね!!流石です!!!」
と喜びだしたんだ!
もう救いようがねぇ…

 そしてこの後
俺は知ってしまった…
何でこんな事になったのかを…
でもまだいえねぇ…
なぜならそれは新たな
「疑問」を生むだけだからな。

2010/05/28(Fri) 08:39 

◆「オコサマ」とランチ5 

 すると奴らは何を
勘違いしたのか
「特別メニューが用意されて
いるなんて… 流石です!
ファミレスで超VIP待遇って事
じゃないですか!!」
と喜びだしたんだ!
もうわけわかんねぇ…
 すると少年は口を開いた。
「やっと何をそんなに
喜んでいるのかわかったよ…
あのね、このメニューの
『お子様』って言葉の意味は
『子供』って意味なんだ。
だから『お子様ランチ』は
子供限定ランチなんだ」
と説明した。

2010/05/26(Wed) 10:23 

◆「オコサマ」とランチ4 輝逢

程なくして店員が
「ご注文は
お決まりですか?」
と奴らに尋ねた。
すると、あろうことか
奴らは口を揃えて
「オコサマランチ!!」
って答えたんだ!
大の大人が揃って
お子様ランチを
頼むってどうなんだよ!
たまらず俺は説明した
「オコサマランチは…
お子様限定ランチだ!」
ってな。

2010/05/25(Tue) 13:57 

◆「オコサマ」とランチ3 輝逢

 それを聞いた奴らは
目を輝かせて
「なんと!ファミレスでも
有名だったのですか!」
「流石です!」
と賞賛し始めた
…何故奴らがそんなに
褒めるのか全く
理解できなかった。
だって…
『オコサマランチ』って
あの『お子様ランチ』
の事だよな?
何であの少年の事に
なるんだよ…

2010/05/25(Tue) 13:00 

◆「オコサマ」とランチ2 輝逢

奴らは少年と
メニューを見ていた。
すると、一人が尋ねた。
「えっとぉ…これは
何て読むんすか?」
…頭の良さを褒めて
機嫌をとろうとしたのか
はたまた読めないと
踏んで嫌がらせで
きいたのか…
少年はあっさり答えた。
「あぁ、それは
『オコサマランチ』
って読むんだ」

2010/05/25(Tue) 12:50 

◆「オコサマ」とランチ 輝逢

 鈍色の空が広がる
昼時の事、
一人の少年と
何人かの男性が
某ファミレスに
来店した。
 何処の話なのかは
言えない。それは
こっちのプライバシーに
関わるからだ。
 奴らは少年に敬意を
見せている…
どこかのお偉いさんの
子供だろうか?

2010/05/25(Tue) 12:35 

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