転生の学園
□夢が現実
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最近僕は夢を見る
同じ夢を何度も何度も
いつも同じ場面から始まって
いつも同じ場面で途切れてしまう
そして最後にいつも誰かが僕に向かって話している
君はいったい誰?
誰なんだい?
そして僕は君の何なんだい?
あぁ…今日もまた終わっちゃう
ねぇもう少しもう少しでいいから
君の顔を見させてよ
[夢が現実]
「雷夢っ雷夢ったら!」
「…ひなの?」
「どうしたんだい?授業終わったよ?怖い夢でもみてたのかい?」
「え…?」
「だって涙が」
僕は授業の途中から居眠りをしていたみたいだ
そしていつもの夢をみて…涙を流していたみたいだ
僕は親友の久々知雛乃にいわれて初めてきづいた
「ううん…怖くないんだ…とても切ないの」
「切ない?」
「…雛、僕の夢の話聞いてくれるかい?」
そして僕はいつもみる夢のこと
夢の内容
夢のパターン
そして最後に出てくるあの人のことを話した
「…っという夢なんだ」
「…」
雛乃は黙っている
やっぱり話さなかったほうがよかったかな?
「ごめんねっただの夢なのにっ」
「ただの夢なんかじゃない!!!!」
おとなしい雛乃が叫んだところなんて初めてみた
「あっ…ごめん…」
「どうしたんだい?雛がそんなに声を上げるなんて…?」
「ううん…なんでもないっ帰ろう?雷夢」
「うん?」
そうしてこの日僕は疑問を抱きながら帰宅した