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□〜乱舞記〜二の章
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初めに…黄泉は目瞑ってるけど、視力はある設定で。めちゃくちゃですみません
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「黄泉様、空羅から蔵馬殿がいらっしゃいました。歓待の宴の席へ」
直臣の躯が黄泉に告げる。黄泉は美しい少年を膝に抱き、愛でている。
「ふっ、漸く蔵馬殿が私の元へ…」
黄泉は少年の肌に手を滑らせ、躯の言葉に光輝の表情を浮かべた。そして、息を上げた少年の身体を楽しそうに弄っている。
躯はその光景に眉を潜めた。
「早く宴の席へ!お急ぎを!」
「蔵馬、ついに…楽しみだ。」
黄泉が広間に来たとき、躯はもうすでに待機していた。奥には自分が求めた長髪の美少年と、その従者が立っている。
黄泉はその恐ろしく整った顔をした少年を見て、唇を吊り上げた。相手はこちらを見上げ、睨みつけている。
その視線に言いようのない快感を覚える。その眼を、歪ませてみたくなる。
「これは蔵馬殿。ようこそいらっしゃった。さぁ、どうぞお座り下さい」
黄泉の言葉に、蔵馬はさらに鋭くキッと睨みつける。
「嘘くさい歓迎は必要ない。人質として扱えばいいだろう。私は黄泉殿の言いなりにはならない!」
「ふっ…威勢だけはいいな。やはり貴方はいい。お父上に駒にされたというのに」
「捨て駒にはならない!黄泉殿の鼻を明かすためにここへ来た!」
そして、父上を見返すために!
「ふっ…」
黄泉は蔵馬に近付き、その顎をつかみ上を向かせる。
「っ!」
「無礼なっ!!」
その光景を見て、堪らず飛影が前に出ようとする。しかし、躯が持っていた剣の柄で首をつき、飛影は気を失って倒れた。
「飛影っ!」
「蔵馬殿…」
黄泉がさらに強くその顎を引いた。
「元気があるのは結構ですか、貴方は今そんな立場にはないのですよ」
手を顎から細い首元に滑らせる。