story
□僕の便利屋さん
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処は蔵馬の部屋。
彼の部屋を訪れた飛影は、いつものごとく寛いで蔵馬と話をしていた。
8くらい喋った蔵馬に飛影が2返す、という彼ら独特のスタイルで――
蔵馬が楽しそうに何かを話していたかと思うと、彼の目線は急に奥の方に外れた。飛影の後方を見ている。
急になんだ、と飛影は思う。頭に疑問符を浮かべていると、じっと自分の後ろを見ていた蔵馬が、静かに言葉を紡いだ。
「………………で、出た」
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