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□空想と現実
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「はい没収!」

『あっ幸村、それ返せ!!』

現在、夕方5時
レギュラー達は部活してて、マネージャーの私は自分の仕事を済ませ至福のひと時を送っていたのだ
それが…
なんで部室に来たのかわからない魔王に見つかってしまった

「優衣ちょっといいかな?」
そう言ってこっちこっちと言うので私は幸村に近づいた

「誰が魔王だってーー(黒笑)」
そういってデコピンされた
地味に痛いんですけど!!

っていうか、え?
私声に出してたっけ・・・?

いや、出してないって!そんなことしたら魔王に殺されるのが目に見えてるから心の中で…


え?

「優衣もう一回してほしい? それとも死にたい?」

『す、すいませんっしたー!』
私はすぐに土下座した

プライド?そんなのまお・・・じゃない幸村の前では無意味なんだよ

「あ、また言おうとしたよね? やっちゃおうかなー どうしよっかなー」
『幸村様、あのほんとすいませんでした! まじ命だけは勘弁してください いやっほんとまじで!』

「次言ったら殺すよ?」
いや、笑顔で言う言葉じゃないですって
でも、よかったー 殺されなくって!

「で、これなに?」
そう言い、さっき私から奪ったものを私の前に

まだそっちの問題が残ってたー!

『え? あ、あれだよ!最近脳の運動してないからトレーニングとか…』

「これP●Pだよね?P●Pに脳トレってあってけ?」
しまった!脳トレあるのD○だった

『えっと…
幸村っ見逃して!』

「どうしよっかなー 真田に言っちゃおうかなー」

うっ、真田はまじ勘弁!だってあいつの説教長いし、鉄拳痛いし…













「なーんちゃって」

『へ?』

あれ?目の前にいる幸村の髪がバサッて取れたんだけど え、ヅラ?

とか思ってたら下から銀色の髪が…って


『仁王!?』

「プリッ」

『え?仁王だったの?めちゃくちゃ幸村っぽかったんだけど 特に読心術とか…』

「あーあれはのぅ、何故か幸村になると出来るようになるんじゃ」
なんかすごいんだけど! さすが幸村クオリティ!!

『でさ仁王、それ返してくんない?』
そう言ってP●Pを指差した

だってもう直みんな来ちゃうかもしれないじゃん
そしたら真田に・・・ いや最悪魔王に壊される…

「ん?あぁ じゃあ優衣、2択じゃきどっちか好きな方選びんしゃい
1、これを真田に見せられて説教くらう
2、1日これを俺に貸す」

!! そ、そんなの…
『2番で!


っていうか、え?なんで?』

「いや、ちょっとな・・・




…明日9時に駅前に来てくれんかのぅ」

『? いいよ
あ!また彼女のプレゼント選び?』

「まぁそんなとこじゃ」


それだけ言い残して仁王は去っていった 片手に私のP●Pを持って



あれ? そういえば中に入ってるソフト、乙女ゲームなんだけど
え?? もしかして仁王そっちの趣味に走っちゃったの!?
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