過去文倉庫

□悪ノリは時に幸せへと繋がる
2ページ/3ページ




伊野尾は俺に全体重をかけてソファに押し倒した。
そしてちゅっと唇を唇に押し当てた。





「…んふぁ、」




「っ…」





信じられない。
この熱さと甘い快感。

キスをしたのはこれが初めてではない。
なのになんでだろう。

今までにしたキスがキスなんかじゃないように思えるくらいこのキスは甘く気持ちいい。





「ぷはっ…」




「伊野尾…」




「ぁははっ…薮興奮してる?顔真っ赤」





そんなん言う伊野尾も顔は真っ赤で煽ってるようにしか見えない。


俺はどくんと下半身が波打ったのが分かった。
やばい。
伊野尾は男。そんでもって親友。


こんなの駄目だって分かってるのに。








「伊野尾…っ」




「わっ、薮」





伊野尾を押し倒し返すとソファはきしりと軋んだ。







伊野尾をこんな風に上から見たのは初めてかもしれない。しかもこんなにいやらしい表情をした伊野尾をだ。







「や、ぶ…」




「う…煽んなばぁか」




「ごめん自覚ない。」




「俺、もう…」




「はぁ…ったくどんだけ早漏なんだよ」





しょうがないなと伊野尾はジーンズと下着を脱ぐ。
初めて見た伊野尾の裸。コンサートや雑誌撮影でみるのとわけがちがう。





「はやく」




「え?」




「早く慣らして。薮ちゃん限界なんでしょ?」





「え…っ」





コイツは伊野尾だ。
親友だ。
こんなことはやっぱりと戸惑っていると伊野尾はくすりと笑った。




「薮のヘタレ。」





伊野尾はそう言って唾液で濡れた指を自分の後孔に突っ込んだ。

くちゅりと水おとがする。





「はう、んぁ、やぶ」




「っ…」





「ぁあっ薮ほし…」






ぶちんと理性が切れた気がした。

伊野尾の後孔がら指を抜かせると俺自身をあてがった。

まだ痛みが強いらしく眉をほそめた。






「はぅ、んぁっ」




「気持ちいい?」





「はぅ、んぁあっ」





伊野尾が射精し俺も中で出した。







次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ