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□可愛い可愛いプレゼント
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1週間も前から指より数えた今日の日。
11月30日。今日という日は1年で1番大切な日。







「どうしよー…っ」




そう。今日は知念の誕生日だというのに、プレゼントをまだ用意していないのだ。正確には今日まで決まらなかっただけなんだけど。






「はいっ知念」




「ありがとっ!こーた!」




「おめでとう、ちぃ!」



「わぁい!ありがとう裕翔くん!」





裕翔くんや薮くんだけじゃない、みんな知念にプレゼントをあげてしまったのだ。
まぁ、誕生日だからあげるのは普通なのだけれどこれじゃ俺の立場がない。






「あれ?涼介どこだろ」



「あ…確かにさっきからいないね」





知念が龍太郎と話している。
ヤバい…、見つかっちゃってプレゼントは?なんて言われたらどうしよう…






「まぁ…いぃや」




知念たちはまた楽しそうに話しだした。







「どうしよぉ…プレゼント…」





いろいろ考えてはみたんだ。知念に似合いそうなアクセサリーとかはたまた格好つけて花束とか。
でもそれが今、楽屋のソファに隠れるという結果に終わってるわけで。






「知念っ!これからあいてるか?」



「んぅ?なんで?」




「これからみんなで知念の誕生日会しようかなぁって」






え…っ、うそ。
今日は知念とずっと一緒にいたかったのに…。
知念はみんなのところにいってしまうんだろう。





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