イベント*企画
□不器用なキミからのプレゼント。
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「山ちゃん…、どうしたの?」
「お前が消える夢を見たんだよ」
「は?」
山ちゃんの話によると、平成22年4月6日、つまり今日の0時00分に俺が消えてしまったらしい。
だから夢なのか不安になった山ちゃんは俺に会いたくなったらしい。
「…龍太郎、キスしろ」
「な、なんで命令口調なの。さっきまで可愛かったのに。」
「うるさい、安心したからキスしろって。」
少し言い様がアレなんだけど、山ちゃんの頬を掴んで唇に触れる。
ぼおっと赤くなった頬は年上とは思えないほど可愛らしい。
「顔、真っ赤。」
「うるさいっ……でも居なくなってなくてよかった…」
泣き腫らした瞳は、相当な泣いた印。
普通に考えればそんなことないって分かるのに。
「今日、俺誕生日なんだ」
「……知ってる」
「だからずっと一緒にいて、そしたら俺が居なくなることないでしょ」
山ちゃんは少し赤くなってからコクン、と頷いた。
「おめでと…」
「ありがと。」
不器用なキミからのプレゼント。
帰り道に小っちゃく言われた君からのスキ。
end。
一日遅れてしまった……………(*_*)
ごめんよ、龍太郎。
ホントは大龍にするつもりが雑誌をみて『龍涼萌える!』だなんて思ってしまい書き直したんですよ;;
HAPPY BIRTHDAY★龍★
ソラ