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□Xmas*Xmas
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*涼雄の御部屋







マフラーと手袋とついでに貼るカイロをお腹に貼って、あったかスタイル出来上がり。



完全防寒をした俺はちょっと長めの茶髪をマフラーに隠れるよう詰め込んだ。
チクチクする。けどあったかい。







「MerryX'mas」





甘い声のクリスマスの挨拶にぴくんと肩が震えた。






「りょ、すけ…?」




「うんっ、高木くん待った?」



「うぅん。そんな待ってないよ。」





よかったって涼介は笑った。







「っ//」






やっぱり涼介は可愛いんだと思う。
ニィって笑うと目が少し細くなって、笑い声もすごく可愛い。



うん。可愛い。






「涼介、可愛いね?」




「そぉ?あーんま嬉しくないなぁ、格好いいのが嬉しい。」




「確かに格好いいけど、やっぱり可愛いよ。」





だって、ちょこんちょこんと隣りを歩く涼介は子犬みたいで小さくて可愛い。

言ったら怒られちゃうけれど。







「高木くんのが可愛いよ」




「…可愛くないし」





そう。
俺は可愛くない。

こうしている間も歩いてる綺麗な女の人たちを見ると涼介がとられちゃうんじゃないかとか。


涼介に誰とも話してもらいたくない、とか。







可愛くないことばかり考えてるんだもん。









「可愛いよ、めっちゃ可愛い。」




「どれくらい?」




「うーん、どれくらいねぇー」





涼介の被ってきた白いニット帽が揺れる。

なんか…ちょっと痩せた気がする。
ドラマの撮影が大変なんだろう。





忙しいのに自分に逢いにきてくれる、

それが言葉に表すことができないくらい嬉しくて愛しくて。








「世界で1番…かな。」




ちゅっと重なった唇。

口の中に広がったのは涼介が噛んでいたガムのミントシトラスの香り。











「ふふっ、ご馳走さま。素敵なクリスマスプレゼントをありがとう。」








****涼雄の御部屋はこれにてend..



次は圭+大の御部屋。
ノックをしてからどうぞ。






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