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□キミガタメ
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※シリアスendがよかったら1pまで、変わったendがよかったら2pまで読んでくださいね。












こわい、こわいんだ。
あと戻りなどできない、あとすこしあとすこし。それがまた長い。
太陽の光に照らされることがない自分は冷えきって涙腺が緩む。
しかし息を吐くとそれは思っていたよりも熱くて喉が焼けそうだ。

そっと触れなければ粉々に壊れてしまいそうなほどに脆くて、自分で両肩を抱いた。



「ごめんね、有岡君」


その優しい声がまた涙腺を緩ませる。
足がガクガクして力が抜ける。
座り込むとまたひやりと冷気が俺を包み込む。
嫌だ、だけどあと戻りなんてできない。
進むことそれだけしか選択肢はない。



「…俺のせいだよね、有岡君の気持ちなんて考えないで」


「高木…っ、俺…俺…」

「でも信じて、俺が有岡君を守ってあげるから。きっとまた向こうに戻れるから、きっと。」



冷えきった掌と高木の掌の温もりが重なる。
あったかい。
融けてしまいそう。




「高木…手え、離すなよ」



「うん、ずっと最期の時まで離しやしない」




一歩、一歩。
ゆっくりだけど確実に進んでいる。
暗闇のなか、元に戻れる保障などありゃしないのに。
一歩一歩、一歩一歩歩く。



「高木…怖いよ、俺…怖い、怖い…」



「怖くなんかないよ、俺がいるでしょう」



「高木ぃ…」



「怖がりだねえ、じゃあ笑顔になれるおまじないしようか」



「たかき…」




ちゅっとキスされる。
唇から温もりが身体全体に広がってゆく。




「大丈夫…、俺が守ってあげる。なにがあっても有岡君を守ってみせるから、向こうについたらきっともっと幸せにしてあげる」



「ふ、ん…ぅ」



「泣かないでよお、大丈夫なんだから……きっときっと」






高木の笑顔は綺麗だったけれど、笑っているはずの瞳の奥は絶望の色しかなかった。
俺もまた笑うんだ。
ただの馴れ合いだと分かっているけどそれしか今俺たちにはできないのだから。



















































!!!!







キミガタメ、
僕は笑う

君が
ボクノタメ
笑ってくれてるように


























シリアスendはここまで。
違うendは次pageまで。
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