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小ネタより短いおもいつき話があります(・ω・)
◆幸せ条約 

ゆといの。







「伊野ちゃん」


光輝く恋人は俺の名前を呼んで笑った。
それは雨雲の隙間から差す一筋の太陽光のよう。


「僕と、幸せになってくれませんか?」



俺は笑って、
伸ばされた右手を掴んだ。





幸せ条約





唇を重ねた俺たちは、
ささやかに、
条約を結んだ。











end
After The Rainを読み返して、幸せな二人を書きたくなったので書いてみました。
みじかいけど!!

2010/10/25(Mon) 23:53 

◆スマイル 

伊有
ガリレオあーりぃに萌えて萌えて萌えて突発。

――――






大好きな恋人のチャームポイントをひとつ挙げるならば、スマイル。
太陽のようなスマイルはきっとこいつしかできない。
ぷに、と頬を軽く押すと彼は眉を八の字に曲てから笑う。



「伊野ちゃんなに?」


「太った?」


「う、うっさい!」



スマイルから一転不機嫌になってしまった恋人。喜怒哀楽が激しいのに人を気遣える彼は愛されキャラなやつで、人気を博している。
裏表がないから、可愛くて可愛くて。
ついいじめてしまう。




「大ちゃん、可愛い」



「伊野ちゃん嘘つきだから信用ならねー」



「可愛いよ、だーいすき」



「……」



近付いてきたとおもったら、すりすり顔を俺の胸に擦り付ける。



「可愛い、」



「俺もね、すき。」



「俺のがすきだけど」



「うっさい」




そう言ってまた笑う。







スマイル





きらきら輝く君が
俺は
大好きだ。









end

2010/10/23(Sat) 23:33 

◆わたがし 

八有
ガリレオ見ていてあーりぃに萌えて萌えて萌えて萌えての突発。
――――――








「光君、お願いがあるんだ」



「ん?」



光君はすこしだけ冷めたところがある、
それは決してマイナスなことじゃなくて彼の個性なんだけど我が儘はやめなくちゃとどうしても思ってしまう。
だけど、今日は小さな我が儘を。



「お、俺を…抱き締めて?」



「は?」



「だ…きしめて?光君が足んないよ、ぎゅうってしてほしいんだ、」




いつしか足はガクガク震えてたんだ。
恐る恐る、顔をあげるとそこには光君。
ぎゅうっと胸に顔を押しつけられてちょっとだけ息苦しい。
全身から伝わる光君。
温かい。
光君のにおい。



「光君だ…」


「うん、俺だよ。」


「うん。光君」




目を瞑ってても分かるくらいに光君。
訳分かんなくなるくらいにね、いっぱいいっぱい溢れるくらいに今現在進行形で幸せなんだ。



「もうちょっとこのままがいい、」



「うん。いいよ」









わたがし





わたがしみたいに、
あまい瞬間。



大切にしていきたいな。
















end
ガリレオあーりぃ可愛すぎやしませんか!!
ありゃ犯罪級…
なんで沖縄を広島に間違えるんだ!!!?
可愛すぎるよおぉお!!
茶髪あーりぃ有りですね、可愛い。
萌えをありがとう。
八有、最近ハマってます。
マイナーすぎてないんですよね…
だから自給自足。
うぇえん。

2010/10/23(Sat) 23:20 

◆DearSnow 

八有
みじかすぎる。
分かりづらいけど有岡さいど。





肩に落ちた雪の粒は幾秒もせずに溶けた。
溶けたその場所にまた雪が舞い落ちる。
ふわりと優しく落ちる姿が恋人のようで笑いそうになる。
天は真っ白できっと俺も真っ白で。
街のすべてを真っ白絵の具で染めたように街もまた真っ白だった。
雪がまた肩に落ちる。
掌に、頭に、鼻の頭に、唇に。
このまま俺も雪になって君のもとへ舞い落ちてゆけたなら、嬉しいのに。
人々がコートを羽織り帰り道を急ぐミチ、冷たい冷たい雪に包まれて俺はひとり目を瞑り君を想う。




DearSnow




手を触れると
溶けて消えてしまう儚い粉雪は

泣きそうに笑う
君に似ていたんだ。








end
嵐のDearSnowを聴きながらかきかきしました。

2010/10/12(Tue) 00:27 

◆なみだあめよ、やみなさい。 

裕宏
短編






「薮くん、俺ね好きなんだ。薮くんのこと大好きなの」



一生人を愛さないと決めた、愛する人を失った三年前。
今現在進行形で俺のまえで笑顔を振り撒く少年は俺に好きなのだと告白をした。

指で少年の頬に触れると温かで、温かで。
酷く心に染み渡り泣きたくなった。
あの日以来の温もりが俺を壊れ物を扱うように優しくそっと包んだ。



「薮くん、俺は光くんみたいなことしない。ずっと薮くんの側にいる。」

「裕翔、裕翔…」


「これ以上光くんを想って泣く薮くんを見たくないよ」



三年振りの唇への温もりに堪えてた涙が溢れてきた。





なみだあめよ、やみなさい。




「今日はいっぱい泣いていいんだよ、俺がぜーんぶ受け止めてあげるから」



無理しなくていいんだよ。










end
裕翔は優しいひと。
薮は溜め込むひと。

2010/10/10(Sun) 23:35 

◆臆病者たちは今日も泣く 

涼隆
短編
※Jumpじゃない。神木くんがでるので苦手な方は読まないほうがいいです…




「ごめん、ちょっと背中貸してくれるかな」



頷くと隆之介は俺の背中に顔を押し当て泣いた。
俺は泣く隆之介になにもできなかった。
啜り泣く声、震える体。
なにもできなかった、なにもだ、なにも。





「涼介、ありがとう。」



もし隆之介を抱き締めるほどの力が俺にあるのだとしたら、抱き締めるのだろうか。
いや、きっとできない。
俺は臆病だから。
なにもできない駄目な奴だから。
ほら、今だって只見つめるだけ。



「隆之介、」


「なに?」


「いや…ううん、なんでもない」



そうかと笑いながら友達のもとへ走ってゆく隆之介を、ほらまた俺は。
見つめるだけ。







臆病者たちは今日も泣く





「涼介、涼介」



ねえ、涼介。
俺は臆病なんだ。
君にほら好きっていえない。







『ああ、君のことがすきなのに』




end
神木くん、すきだ。

2010/10/10(Sun) 23:35 

◆オレンジに包まれて 

薮伊






「俺、伊野尾のことが好きだ」



凛とした芯の通った声は空気の層を越えて俺の耳までしっかり届いた。
夕陽のまどろみに包まれた俺たち2人、緊張した空気と涼やかな雰囲気は何気に心地良い。

手を伸ばすと薮も手を伸ばして俺の指に自らの指をきゅっと絡めた。



「俺もね、薮がすき」


「伊野尾、」


「ふふ、間抜け顔。だけどそうゆう情けない顔結構俺好きだよ」




涼やかな空気はいつの間にか温かな甘いものに変わってゆく。
絡められた指から伝わる緊張の証しである手汗にくすりと笑いを零した。





オレンジに包まれて





俺たちは
繋がった。









end
おなかいたい…

2010/10/06(Wed) 23:20 

◆日常 

ひかやぶ。






長年悩んで悩んでやっと掴めた幸せは大きくて小さい。
小さくて大きい。

「うわ、最悪」

「どしたよ薮」

「爪の間、紙で切っちゃってさあ。地味に痛てぇの」

じんわり赤く滲んだ薮の指を掴んでちゅるちゅる血を吸うとぐりぐり足を踏まれた。
少ししょっぱい親指の爪は丸く切り揃えてある。綺麗なネイル爪もいいけれど素朴なこの指がすきだ。


「あーもう、こいゆうことすんな馬鹿」

「ごめん、ごめん」


赤くなった耳を左斜め後ろから覗く、この薮に触れるか触れないかの立ち位置。
拳、三つぶん。


「薮、すき」

「……ばあっか」







日常



ただ普通の日常が
幸せ。






end
薮受けについて語ってくださった方の話を聞いて書きたくなりました(^-^)

2010/09/27(Mon) 18:48 

◆Rack 

※今月中にrから始まる単語をタイトルにした10の短編をupしていきます。理由はテストが近くて短編しかupできないからです…なので御題っぽく…
********
薮伊→?



肩にのったのが桜の花弁だと気付いたときには笑うという簡単な感情表現ができなくなっていた。
花弁はひらひら力なくけろど美しく華やかに地に落ちた。
それが最期のあいつみたいだと思う。
泣かないのは俺が強い人間だからとかじゃなくて。
笑うことも泣くことも出来ないから。


「薮…俺、笑えない。泣けない…人じゃないみたいで気持ち悪い…やだ、やだ…」


「大丈夫、大丈夫だからな?」


「嫌わないで…」


「嫌うはずないだろ?大丈夫だから泣くなよ…」


大好きな君が側にいるのに笑えないのは

やっぱり俺はあいつが好きだったのだろうか。








rack




壊す、壊れる






end

2010/09/26(Sun) 13:58 

◆ ずっと一緒にいようなんてただのかりそめでしかないのだけれ ど。 

薮伊
なかなか薮伊を書く機会がなかったのでかいてみました。
あまい。あまい。








「なにしてんだ?」



「髪、触ってる」



「……楽しい?」



「ん、まあまあ」



呆れ顔の薮は凄く情けない顔をしている。
薮の少し痛んだ色を染められた髪を指で梳くと指に引っ掛かる。
それでもなお梳こうとすると痛いと暴れられた。


「あーもう、お前なにしたいんだよ」



「何って言われてもなあ…」



「…俺で遊ぶのやめろ馬鹿」




最近、こう今みたいにメンバーや他の人がいるところで近付いたり話しかけたりすると冷たく返される。
それはこいつの迷惑すぎるほどの照れが原因てことは分かっている、だけれどつまらないし少しだけ悲しい。
いや嘘です、かなり悲しい。

うざったいなんて思われるのがオチかもしれないけれど、ずっと一緒にいたいって思っている。
だからなんて言わないけれどこっちを向いてほしくて、頭をぐちゃぐちゃに掻き回してみた。



「うおっ、なにすんだよ!」



「…馬鹿」



「あーもう!なんだよ、お前。なんか一緒にいると疲れるんだけど」




もう一度薮に触れようとしていた右手が宙を掻いた。
触れるべきものを失った右手は元の場所にゆっくり戻り俺はくるりと後ろを向いて歩きだす。

決して走らない。
泣いているなんて知られたくない。
重い奴だと思われたに違いない。
一緒にいると疲れるなんてそれは明らかな拒絶だった。
触れようとした右手を左手で擦るととても冷たかった。




「伊野尾?」



「トイレ」



「あ…悪かった」



「行くだけ、駄目?」



ドアを開いて優しく閉めた。
そしてトイレに入って少しだけ泣いた。
少しだけ、ちょっとだけ。
最後にチーンと鼻をかんでから個室からでた。




「伊野尾は昔からよく泣いてたよなあ」



「な、なんで薮がいるの!」



「だって伊野尾を泣かせちゃったのは俺だろう」


「…う」



「だから慰めんのも俺がやろうと思って」




ばさっと抱き締められるとそれはもう負け。
温かい薮の腕に包まれると力が抜けて幸せな気持ちになってしまうから。騙されてるとか絆されてるって思っても、振り切れるほど俺は強くないし。
でも縋りつくほど弱くない、だから肩に顔を埋めた。




「ごめんね、すき」



「やぶ、やぶ…」



「ずっとね、一緒にいたいって思ってるから」



「やぶ…っ」



「あははっ、お前やぶやぶ言い過ぎ」




にいっと意地悪く笑う薮の顔になんだかほっとする自分が恥ずかしくて、頬を抓ると痛いとまた暴れられた。






ずっと一緒にいようなんてただのかりそめでしかないのだけれど。








俺たちはそれでさえも
幸せに
変えられる。












end

2010/09/22(Wed) 23:33 

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