★NOVEL★
□正しい男女交際?!
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「あやしい!やっぱりおまえらつきあってんじゃねぇの?」
「んなわけねーだろ。だいたいさーどんなことしたらつきあうってゆーんだ?」
あまりにもひろしとダイスケがうるさいので逆に質問し返してみた。
でも本当は結構気になってたこと…
正直おれはガキのころから修行三昧で女ときちんとつきあったことなんかない。
だからつきあうってどんなもんかも実はあんまりよくわかんねーんだ。
「そりゃやっぱ一緒に帰ったり…」
にやけた顔でひろしがしゃべりだす。
「まぁ、家が一緒だからなぁ」
おれはひろしの妄想に口をだすとダイスケもにやけた顔でつづける。
「将来を誓い合ったり…」
「親が勝手にな!」
おれはまた妄想の腰を折る。もっとおれを納得させる説明はないのか?
「休みの日は一緒にでかけたり…」
「まぁヒマだったらでかけるなぁ」
「部屋に入れてもらっちゃったり…」
「勝手にはいると怒るけどな」
「手料理とか食べさせてもらっちゃったり…」
「そのせいで何回意識を無くしたことか」
「家帰ったら電話しちゃったり…」
「一緒に住んでるのに?」
「家族は留守、ガールフレンドと2人きり、さらに大安吉日!!」
「仕組まれたとしか思えねぇ」