♪番外編、短編集♪

□悩み事
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「そんなことを思いながらビクビクして生活を送るのか?

 自分のしたいことがあるなら、それをすればいい。ムリに他人に合わせる必要なんかないんだ。

 人は時に他人に迷惑をかけることがある。

 だがそれは日常茶飯事なことであって、迷惑のかからない日なんてものはないんだ。」

「迷惑のかからない日はない……。」

「そうさ。自分のしたいことをするために、他人に任せなければならなくなる時だってある。そういうときは甘えていいのさ。

 今気持ちが落ち着かなくても、たまには一緒に誰かと例えばご飯を食べたりおしゃべりしたり。

 そういうコミュニケーションは大切だと思うんだ。だから、な?」

「え…?」

「自分を大切に思いやりながら他人とうまく付き合っていこうってことさ。なに、自分がいていいかなんて、他の人の行動見れば一瞬で分かるだろ?

 とにかく、こういう深刻なことは、そろそろやめておいたほうがいいぞ。闇も高まるだろうしな。」

「あ………。」

 リクワイアではストレスなどがたまると、それに比例して邪悪な憎しみや憎悪といったマイナスの闇が発生し、それが自身を支配するという症状がある。

 それは、誰でも警戒していることだったが、リッキーはそれをてっきり忘れていた。

「ま、おさまればなんとかなるさ。」

 そう言ってフェシーは部屋をあとにした。

「おさまればなんとかなる…か…。」

 すると誰かが入ってきた。ミミリンだった。

「リッキー……。」

「ミミリン……。ごめんね。もう大丈夫だからね!」

 そう言って、リッキーは笑顔を見せ、ミミリンを安心させた。それを知ったラメールにも、笑顔が戻った。
To be continued in miracle
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