読み切り
□The preciousness of life
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ボロボロのダンボールの中でひとりぼっち
ニィニィと鳴いていた小さな小さな仔猫
手を差し伸べると、ぬくもりを求めて身を摺り寄せてくる姿が、愛しく・・・切なく
片手の平に収まってしまうくらい小さなその体を、そっと抱き上げた
―――あたたかい・・・
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