闇の書庫2
□桜
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桜が、風に吹かれ舞い散る
ちょうど、心地良い暖かさと涼しさ
一人の少女が毬をついていた
名も知らない少女が
手毬唄を唄いながら、小さい体で
蝶が描かれた、毬をつく姿は
妙に、焼きついて
今、思えば最初で最後の一目惚れで
初恋だったのかもしれない
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