短編・リク集

□ドタバタデート!?
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クロノ「よし! デートしよう!!」
 
『・・・・』
 
とある日の朝 クロノが部屋から出てくるなりいきなり大声でそう言った
 
ソラ「……あ〜 俺そっちの趣味はないから」
 
ルッカ「クロノ…… あんたそんな趣味が……」
 
クロノ「違う!! 俺はマールに言ったんだ!」
 
マール「え? ソラじゃないの?」
 
ルッカ「明らかにソラに言ったわね」
 
クロノ「マールがソラの後ろにいたからだろ!?」
 
ルッカ「ホントかしら…」
 
クロノ「ホントだよ!」
 
ソラ「ああ…… もうこの空気がめんどくせ〜」
 
クロノ「とにかく! マール行こう!」
 
マール「え? ちょ ちょっとクロノ!」
 
クロノは少し強引にマールの手をひくと外に向かって歩き出した
 
ソラ「はいはい 行ってらっしゃい」
 
ソラが今にも姿が見えなくなる2人に手を振った
 
『ドカッ!!』
 
手を振っていたソラの頭をハンマーが叩いた
 
ソラ「あの……? ルッカ?」
 
ルッカ「なによ?」
 
ソラ「なんで殴るのかな〜と思ってさ」
 
ルッカ「あんた何のんきに手なんか振ってんのよ?」
 
ソラ「は?」
 
ルッカ「さっさと追いかけなさい」
 
ソラ「なんで俺が……」
 
『ガンッ!!』
 
ルッカ「なんか言った?」
 
ソラ「〜〜ッ! お 俺が追いかけてどうすんだよ」
 
ルッカ「おもしろそうじゃない!」
 
ソラ「……は?」
 
ルッカ「早く行きなさいよ 帰って来た時にマールと2人で帰ってこなかったら あんた今度の実験の実験台にするから」
 
ソラ「行って来ます」
 
ルッカの負のオーラに気づいたのか これ以上この魔女と口論したら殺されると直感的に悟り
さっさとこの場を離れることにした
 
ルッカ「フ…… これは想像以上におもしろいことになりそうだわ!」
 
そそくさと外に出て行くソラを見てルッカは不適な笑みを浮かべた
 
ルッカ「でもソラがあんな簡単に動くとは思わなかったわ…… ハンマーで殴ったのが効いたのかしら?」
 
などと ソラが怯えてる本当の意味を知らずに紅茶を飲んだ
……………
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