短編・リク集
□優しい音色
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時は現代
エメリア「まったく… 忘れものだったら自分で取りにくればいいのにぃ…」
場所はソラの家
エメリア「いくら父さんと母さんに会いにくいからって… あ これかなぁ?」
エメリアはソラに探し物を頼まれ、物置の中で奮闘していた。
エメリア「『トクセイベントウ』ってこれですかね? 魔王さん?」
魔王「……」
…魔王を引き連れて。
エメリア「魔王さん?」
返答がない魔王に首をかしげ、再度呼びかけるエメリア。
魔王「……(なんで私が…)」
エメリア「むぅ…… 魔王!!」
魔王「!?」
エメリアは鼓膜が破れてもおかしくないほどの大声をだした。
さすがの魔王もこれにはびっくりしたようで、肩を震わしてエメリアの方に顔を向ける
魔王「…なんだ?」
エメリア「やっと反応してくれましたね♪ 父さん達も出掛けちゃってるみたいで 私達しかいないんですから… ちゃんと相手してくださいよ♪」
エメリアの言葉に、魔王は若干頭を抱える。
魔王「…何故私なんだ?」
エメリア「ん〜… なんとなくです!」
エメリアは満面の笑顔で答える
優しい音色