クロノトリガー小説

□旅立ちの時
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………… 「……勝ったな」 ソラがそう確信しかけた時
 
大臣「お言葉を返すようで悪いが 財産目当てと言うのはどうかなクロノ君? 王女の財産に目がくらんだのだね?」
 
クロノ「いいえ」
 
大臣「本当に財産には興味が無いのかね? ソラ君?」
 
ソラ「興味ねーよ」
 
大臣「ま まあいいでしょう 私の尋問は終わります」
 
ピエール「見ての通り正義感の強い少年達です さあ裁判長 判決を」
 
裁判長「陪審員達よ 有罪と思うものは左へ 無罪だと思うものは右へ行きなさい!」
……陪審員達が判決を決める……
 
 
〜〜結果は〜〜
有罪が1人
無罪が7人
 
カンッカンッ
 
裁判長「判決が出た! 無罪とする!!」
 
クロノ「ヤッター!」
 
ソラ「よし!」
 
裁判長「……しかしだ 誘拐の意志はなかったにせよ マールディア王女をしばらく連れ出したのは事実 よって反省を促すため3日間の独房入りを命ず!!」
 
クロノ&ソラ「え〜!?」
 
大臣「さ 連れていけ!」
 
兵士達がクロノ達を連行しようとした時
 
マール「待って!!」
 
マールが突然入ってきた そのすぐ後に王も
 
ガルディア王「いい加減にしなさい! マールディア!」
 
マール「父上! 聞いて下さい!」
 
ガルディア王「私はお前に王女らしく城でおとなしくしていてほしいだけだ 国のルールにはたとえ王や王女でも従わなくてはな…… あとの事は大臣に任せておきなさい マールディアも町での事は忘れるのだな…… さ いくぞ!」
 
マール「クロノ! ソラーーー!!」
 
クロノ達は独房の入り口まで連れて来られた 大臣が独房の所長に
 
大臣「こいつは 王家転覆をはかったテロリスト共だ 裁判で有罪となったので引き渡しに来た」
 
クロノ&ソラ「はぁー!?」
 
所長「こやつが王女様を誘拐したテロリスト共ですか」
 
大臣「こいつの処刑は3日後だ 逃がさぬように見張っておれよ」
 
所長「処刑? そのような話は聞いておりませんが……」
 
大臣「気にするな 手続きの書類が遅れているだけだ それとも わしの言葉が信じられぬか?」
 
所長「め めっそうもない! 衛兵! こいつらを連れてゆけ!」
 
バコッ! バコッ!
 
衛兵に殴られてクロノ達の意識はプッツリ切れてしまった……………
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