クロノトリガー小説
□旅立ちの時
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……………クロノ達が目を覚ましたのは牢獄の中だった
ソラ(ハァ〜 なんでこうなるかなー)
クロノ「ソラ ちょっといい?……」
ソラ「ん?」
クロノ「ここから逃げようか?」
ソラ「……どうやって」
クロノ「見張りを倒してさ!」
ソラ「……あと2時間しかないのにか?」
――クロノ達が衛兵に気絶させられてからすでに3日が経ってしまっていた――
クロノ「だからって!!」
ソラ「それに…… 時間切れだ…」
ソラがそう言ったすぐ後に「カン カン」と階段を下りてくるらしい音が聞こえた
「処刑場へ連行する」
すると衛兵が牢の側にあったレバーを下ろした
「さあ 来るんだ」
「ガタン」という音を立てて牢が開いた
ソラ「へいへい わーったよ」
クロノ「…………」
………クロノ達は階段を上がったり下がったり複雑な道を執行人と衛兵2人に連れられてギロチンがある部屋まで来た
ソラ(チッ!! 執行人だけなら途中で逃げ出そうとしたけど…… 衛兵がいたんじゃ…!)
クロノ(俺の人生ここまでか〜…… いいことなかったな〜 ルッカにはイジメられるし…… あの時も……)
2人がギロチンに首を置いた後もクロノはブツブツと1人ごとを言っていた
「ギロチンの刑を執行する 何か言い残す事はないか?」
ソラ「………」
クロノ「ブツブツ…… ブツブツ」
その時 扉が勢いよく開けられた 出てきた人物は
ルッカ「クロノ! ソラ! 助けに来たわよ!」
…………………