短編・リク集

□今できるコト
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〜〜ガルディアの森〜〜
 
ソラ「強いモンスターね…… どこにもいねぇよ」
 
森に入って1時間 出てくるのはジャリーなどのザコばかり
 
ソラ「……次はどこに行くかな…… ッ!?誰だ!!」
 
不意に後ろから気配がしたので 慌てソラは振り返った
 
ソラ「……マールか」
 
ソラの視界に入ってきたのは 泣いたあとが残るマールだ
 
ソラ「モンスターと戦うのはイヤじゃなかったのか?」
 
マール「………」
 
ソラ「……? おい?」
 
マール「ソラのバカ!!」
 
ソラ「!」
 
マール「何でそんなことしか言えないの!? 人間以外の命はどうだっていいの?」
 
ソラ「……で?」
 
マール「私は ソラみたいにモンスターだから命はどうだっていいって考え方じゃないの!! どんな生き物にも平等な命だと思ってるの!」
 
ソラ「……」
 
マール「ハア…ハア ……なんか言ってよ」
 
ソラ「それだけ言うためにここに来たのか?」
 
マール「そうだよ!」
 
ソラ「で? 俺にどうしろと……」
 
言葉の途中でソラの頬に激しい痛みが襲った
 
ソラ「ッ!」
 
それはマールの平手打ち
 
マール「モンスターをむやみに殺さないで……!」
 
ソラ「……それでいいのか?」
 
マール「……なにが?」
 
ソラ「……なんでもない …わかった もうモンスターは殺さない ……それでいいんだな?」
 
マール「う うん…」
 
ソラ「じゃあ先に帰ってろ 俺は後で戻るから」
 
さっきまで真剣な表情だったソラが 微かに微笑んで言った
 
マール「わかった! また後でね」
 
その微笑に 自分の言ったことがわかってもらえたと思って マールは森の出口に走って行った
 
ソラ「フゥ…… 帰るか…」
 
と言ってソラも 今さっきマールが駆けて行った出口に向かおうとした時
 
「ギャース!」
 
ソラ「……噂のモンスターか… 今頃……」……………
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