短編・リク集

□心の傷跡
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ソラ「…… あ?」

魔王「……」

ソラと魔王が殺気を放つ

クロノ「な なんだよ? やるか!?」

カエル「文句あんのかよ? 魔法ばかりの魔法バカさん?」

クロノ達は いつものことと思い そのまま挑発を続ける

魔王「ッ!? ……」

ソラ「あっ! おい魔王!?」

突然 外に出て行った魔王を追いかけながらソラが言ったがもう遅かった

カエル「ふっ…… 勝った」

クロノ「お前はどうすんの? ソラ?」

次なる標的に気味の悪い笑顔を向けるクロノ達

ソラ「黙れ……」

ソラの言葉に続けて 突風が起きてクロノ達を吹き飛ばした

クロノ「なっ…!?」

カエル「何すんだよ!!」

クロノ達の怒りがソラにぶつけられる ……が

ソラ「黙れって言っただろう? ……帰ったら殺す…… 覚えてろ」

クロノ達の言葉を無視して ソラは出ていった

クロノ「なんだよ……アイツら」

カエル「なぁ?」

クロノとカエルが不思議そうに顔を見合わせる ……その頭にハンマーの一撃

ルッカ「ちょっとあんた達 何したのよ?」

ルッカの一撃に クロノ達は頭をさすりながら

クロノ「いつも通りからかったら出ていった」

カエル「俺達は何にもしてない!」

と言った 今度は前からマールがやって来て

マール「でも 魔王の顔 もの凄く険しい顔だったよ?」

カエル「アイツはいつもだろ?」

カエルがケロッと笑う 今度はロボの言葉

ロボ「デハソラさんの時はどうだったデショウ?」

クロノ「何が?」

マール「ソラが出ていく時 声が震えてたんだよ!? まるで…… 怒りを必死に抑えてるみたいに……」

ルッカ「あんた達 まさかそんな事も気付かなかったの?」

クロノ「わ わかるわけないだろ!?」

カエル「それに 俺達はまったく悪くない!!」

そう言い切ってクロノとカエルは宿から出ていってしまった
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