喜夜小説

□Barentainde
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「夜一さんおはようございます」
夜一はまだ眠たい目を擦りながら
「朝から元気な奴じゃの」と、顔を上げる
「今日が何の日解りますか?」
「さーなんの日じゃったかの」
夜一がカレンダーに目をやると、日付は二月十四日になっている。
「解りませんか?」
「あぁ」
喜助はハァーと溜息をつく「何年こっちに居ると思ってるんスかー」
「さー何年処ではないじゃろうな」
「いい加減覚えて下さいよー今日はバレンタインデーッスよ」
喜助は何年この会話を続ける積もりなんだと、思いながら
「仕方ないっスねーアタシがあげます」
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