喜夜小説
□昔書いたB
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「夜一さんは好きな人とか居るんスか〜」
「なんじゃいきなり!」
自分でも分からないが聞いてみたかった。
もしこれで夜一さんの口から別の男の名前がでたら、自分はどうするつもりなのだろう。
「わしに好きな奴が居ると思うか?」
「いないんスか?」
よかった。
居ないのなら、まだ自分にもチャンスがない訳では無い。
「おぬしはおるのか?」
いきなり振られて少し驚いたが
「いますよ」
直ぐ様、即答して返す
「ほぉおぬしに好きな奴がおったっとはな、初耳じゃ。わしの知ってる者か?」
彼女は、驚いた様にアタシを見る
「えぇ良く知ってる方だと思いますよ」
彼女は興味津々のようだ
「誰じゃ?」
「気になるんっすかぁ?」
アタシは悪戯っぽく笑って見せると彼女は
「わしの知人がおぬしの様な奴に好かれておっては可哀相じゃからのぅ忠告してやらねば」
と、悪戯っぽく笑った
「ひどいッスよ〜」
アタシがか弱い声をだすと
「冗談じゃ」
彼女は無邪気な笑顔を見せた。
ここは、ちょっと焦って欲しいんだけど…
「わしの知ってる者なら力になるぞ」
彼女の申しでに
アタシは不適な笑みを隠しながら