ぶっく
□無敵。
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久しぶりに会えたというのに、健はお友達に借りた漫画に熱中してる。
「ねぇ」
「うん」
「たーけーるー」
「ちょっとまって」
「…・・・」
いいもん。
こた・ぷちと遊ぶから。
「「にゃー」」
かわいーなー
にくきゅー
ぷにぷにー
「わゎっっ」
こたろーがいきなり飛びついてきて、ぷちろーもまねをしてダイブ
健の隣に転がってしまった…
「なにしてんの」
転んだ拍子にシャツがまくれてしまってお腹がでて、二匹が足と腕にじゃれ付いている。
「ころんだの…」
恥ずかしい…今の格好も二匹のせいで体制を直せないことも…
「見たらわかる」
あきれたように、でも楽しそうに笑う健。
「いい格好だね」
「…っっ〜〜///」
眺めてないで助けてよ…///
すると…
「こたとぷちのまね――w」
と言って健がごろんっと寝転がってきた。
顔っっ!
顔近いっっ///
「いいにおいー」
じゃれるように私の髪のにおいをかぐ///
「もー。健…って寝てない…?」
すーすーと寝息をたて始める健…
「しんじらんない…」
かわいい寝顔しちゃってさー
いつの間にか二匹も寝てるし…
「ふぁ〜…眠くなってきちゃったよ…」
構ってくれないからもっと拗ねてやろうと思ったけど
こんなに気持ちよさそうに寝られちゃ怒れないじゃない…
そんなことを考えているうちに睡魔が…
いつも思うの…
ほんとに
キミは無敵だよね