ぶっく

無敵。
1ページ/1ページ




久しぶりに会えたというのに、健はお友達に借りた漫画に熱中してる。




「ねぇ」


「うん」


「たーけーるー」


「ちょっとまって」


「…・・・」



いいもん。


こた・ぷちと遊ぶから。



「「にゃー」」



かわいーなー

にくきゅー

ぷにぷにー



「わゎっっ」


こたろーがいきなり飛びついてきて、ぷちろーもまねをしてダイブ


健の隣に転がってしまった…



「なにしてんの」



転んだ拍子にシャツがまくれてしまってお腹がでて、二匹が足と腕にじゃれ付いている。



「ころんだの…」



恥ずかしい…今の格好も二匹のせいで体制を直せないことも…



「見たらわかる」



あきれたように、でも楽しそうに笑う健。



「いい格好だね」



「…っっ〜〜///」



眺めてないで助けてよ…///



すると…


「こたとぷちのまね――w」


と言って健がごろんっと寝転がってきた。


顔っっ!

顔近いっっ///



「いいにおいー」



じゃれるように私の髪のにおいをかぐ///



「もー。健…って寝てない…?」



すーすーと寝息をたて始める健…


「しんじらんない…」


かわいい寝顔しちゃってさー


いつの間にか二匹も寝てるし…



「ふぁ〜…眠くなってきちゃったよ…」



構ってくれないからもっと拗ねてやろうと思ったけど


こんなに気持ちよさそうに寝られちゃ怒れないじゃない…



そんなことを考えているうちに睡魔が…





いつも思うの…


ほんとに





キミは
無敵だよね






[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ