□私立春川学園!
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「お待ちなさい!」なんてどこの女王様なのよ!
驚いてつい振り抜いてしまう。
「「え?王子様?」」
あ、海とハモった!
デジャヴ!
じゃなくって!
「何か用か王子様?」
俺ご飯食べたいの。
「相当頭が弱いようですね…
この状況でそんな事が言えるとは、
お気の毒です。」
「えー俺頭良い方よ!」
「ふん、まあ良いでしょう…あなた名前とクラスは?」
「1年ほにゃらら組の山本権兵衛でーす。」
そんで隣のは花子ですなんちゃって!
「自分のクラスと名前も碌に言えないとは…
しかも下品ときましたか、
親の顔が見てみたいものです。」
んーそれってさあ
「うちの親バカにしてんのか王子様。」
「バカにしているのでなく心配しているのですよ、
あなたの様な下品な生まれ育ちの輩が
うちの学園の評判を落としはしないかとね。」
これは流石に…なあ?
海の手を引いて王子様の横を通る。
「まだ話は終えて、」
なんてな!
振り向き様に海の手を離し、
王子様の腰に抱きつく。
そしてそのまま…
「うちのパパとママは超絶良い人ですぅぅ!!」
持ち上げ必殺バックドロップ!
「んぎゃ!」
なんと王子様らしからぬ声!
ふん、ざまあ!
体を起こして鼻で笑ってやる。まあここで冒頭に戻るわけだ。
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