04/27の日記

16:13
トワにトモに
---------------
リョツナ
========================



























「あー…受験かー…。」


「俺達ももう3年生なんだね…早いなぁ…。」






桜が散り、新たな季節が訪れる



穏やかな気候の空の下

草原に寝転がり、青い空を見つめる二人の制服姿の学生







「なんか高校生活早いな…。」


「…そうだね…。」



空に手を伸ばし、透かして見る空はどこまでも蒼く


「…桃先輩と海堂先輩は…やっぱり青大?」

「あ〜…って言ってたかな。」

「じゃあまた皆さん一緒なんだね。」

「確かに。なんかもう腐れ縁みたいに思えてきた…。」

「あははっ!」



和やかな空気に二人の笑う声が響く。







「…並高ね、今日進路の集会があったんだ…。」



「あ、俺も…昨日あった。」




「…リョーマ君は…大学…それとも、プロになるの…?」


「………そう言うツーは…?」





「俺は……。」











静かな空気

風に揺れる木々の音だけがその場に響き渡る








「…九代目がね…、」


「…うん…。」





「……まだ好きなようにしていいって…。」
























「…そっか…じゃあツーは進学?」



「……リョーマ君、は…?」




空を見つめたまま


顔を合わさず互いに話す二人





「……プロ…ね…。」


「………。」




小さなリョーマの呟きに、綱吉は静かに目を瞑る。



草の上に置かれた手のひらが、握り締められる。








「…プロねぇ…。」








一人そう呟くリョーマに綱吉の表情は見えない




風が二人の髪を揺らす

































「…学生のプロって、カッコイイよね。」


























「……………え?」





吹き付ける風

綱吉は目を見開いてリョーマの方を見る。



「ん?あ、いやだから、学生のプロってカッコイイよね?って」



「え…あ…うん、そ、そう?…だね…?」



「………ぷっ!」


「!」




いきなり吹き出したリョーマに綱吉は驚く。

笑うリョーマは体を動かし、綱吉の方へと体を向ける。




「…ねぇ、ツー…。」



「?」



ふいに笑いが止まり、綱吉は慌てながらも、リョーマに首を傾げる。



リョーマは一回息を吐き、真っ直ぐ綱吉の瞳を見据えた。






「俺ね…ツーと一緒に学校生活送ってみたかった…。」


「っ、…。」






「小学はアッチのに行ったし…中学高校は青学…。ツーもずっと並盛だったんだよね…?」



「う…うん…。」




リョーマは再び体を動かし、仰向けになる。





「…俺は、多分青大に行くと思うよ…。プロは学生でも出来るんだし。」




背伸びをしながらそう言うリョーマ。




「それに母さんが大学まで行けって半ば無理矢理だけど言ってくるし。…あの人等とするの、結構楽しいしね。」




そう言って笑うリョーマに、ふと影が掛かる。


それに気付き、リョーマは目線を上げれば視界に入る蜂蜜の





「……よかった…。」





小さく呟かれた言葉に、優しく弧を描いた口元



リョーマが口を開けようとした瞬間、頬に触れる柔らかな感触。








「…コレ…そのまま出してもいいよね…?」






頭がついていってないリョーマは、目の前に出された紙に目をやる。







進路調査紙(第一回)
――――――――――

第一希望:青春大学

第二希望:

第三希望:

















「………。」



「…ダメ…かな…?」









ふっ……




小さな笑みが溢れる



リョーマはズボンのポケットに手を入れ







「いいんじゃない?」







取り出し、綱吉の前に出す






第一回進路調査
―――――――――

第一希望:ツーと同じところ
第二希望:なし
第三希望:なし











「っ、」





「んー…まぁ、俺的ツーが行くとこなら青大じゃなくてもいいけど。」





ニヤリと笑ってみせるリョーマに綱吉は固まったままだ。


それにリョーマは優しく微笑み、体を起こす。




「学科は俺はどうでもいい…ツーと一緒にいれるなら。」



綱吉の体を抱き寄せ、優しく呟く。


綱吉は一瞬戸惑うも、ゆっくりと腕を上げ、リョーマの背中に回す。





「……俺は……俺も…リョーマ君といたい…。…リョーマ君といれたら、どこでもいいっ…。」




「………。」




















俺達は



これからどうなるか分からない








進路なんて、分からないし

行く道も分からない






でも、願うは

























「じゃあ、やっぱり書き直さなきゃな。」

「ん?」


「"リョーマ君と同じところしか行きません"って!」



「……ハハっ!」




















願わくは






君と一緒に























「…それと、ツー…。」



「へ?」













「するなら口にしてよね。」



「っ、!」



















君とずっと





























いつまでも―――…
























(一緒にいたい)
(このままずっといられれば…)









========================


何か、私のいまの立場から考えてみた話…


リョーマはプロになるから
綱吉はボスになるから


将来離ればなれになることを
心の中では分かってる

大学の学科はどこでもいい

ただ一緒にいたいだけ



そんな感じに書きたかった(__)汗


……二人の大学生活も書きたくなってきた……。



あ、青大は勝手にです((汗
どこの大学にするか迷って
もうエスカレーターでいいやっ!
って感じになりましたっ(^-^;;

前へ|次へ

日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ