浮世

言葉を紡ぐのが好きです。
傷口を抉るような事ばかりだけど、
やっぱり美しい物も好きです。
●●

◆ 糸 と 鋏 

万物の始まりと終わり
二人で一人 一人で二人
双子の月

でも終わりは来ない
今という瞬間
それでも私は終わらない

まだ道を歩かなければならない

いつか この小指を捨てる日を
私は探している


 ( まだ ……… )
 ( 許して下さい )

2012/01/01(Sun) 22:19  コメント(0)

おい、朔 

  気取るなよ

  馬鹿馬鹿しい

2011/12/31(Sat) 21:49  コメント(0)

◆私はそれを望んではいないのに 

誰にも言えない
誰にも分からない
苦痛に耐えきれず私は瞳を閉じる

『 私はどうしたら良い? 』

ただ 自問を繰り返す
答えは ない

この気持ちを私は何度も知っている
だが 臆病な私は
また 押し黙ったまま

ただ 自虐を繰り返しているに過ぎない


 ( 嗚呼… )
 ( 最早私には )
 ( 終わりも 始まりも 望めないのだ )


 〈 言い訳をするのは
   己に非がないときだけにしろ 〉


2011/12/23(Fri) 00:49  コメント(0)

◆その部屋から出てはいけない 

人には人の領分というものがあるのです
その境界線を踏み越えた者は
その世界からの
絶対的な拒絶を見るのでしょう

誰しも、
己の領分を同胞以外の者に分け与え
共有することに嫌悪するのでしょう

『 お前 』だって同じです


だから、

好奇心という無邪気なその悪魔は
その狭い部屋に閉じ込めておくのが良いのです


 ( “あの部屋”から飛び出した日 )

 ( それが“あの子”の命日だった )


2011/12/16(Fri) 23:38  コメント(0)

◆恨めしい 

お前の心は分からない
それでもお前はこんなにも

 “ 優 し い ”

何故お前はこんなにも人に温かく触れることが出来るのだ
何故お前はこんなにも人に愛されることが出来るのだ

分かっている
分かっている
それでもお前が恨めしい

たとえ、私に恨む権利がなくとも……

私が■■に気が付いていたとしても………

  ( 其処は暗い場所 )

2011/12/10(Sat) 21:11  コメント(0)

◆運命 

そのピースは初めからあった
私はそれを知らぬ振りをしていた
ピースが一つ欠けた
困惑した手は組み立てを始める
見つかったオルタナティブは彼の人の手に

どうぞ 差し出して下さい
私に
どうぞ 与えて下さい
全てはあなた次第なのです
もはや私にはその手をこじ開けて確かめる勇気はないのだから

2011/11/17(Thu) 00:52  コメント(0)

◆不思議だ 

煙草の匂いを嗅ぐと
フッと何かを思い出しかける

あれは一体 何なのだろう

2011/10/31(Mon) 17:40  コメント(0)

◆背水 

だうせ手遅れなのです
ならば、いっそ……

(此処で跳んでみやうか)

2011/10/23(Sun) 00:00  コメント(0)

◆明日、死にます 



さう思つて
今日を生きませう

2011/10/20(Thu) 00:00  コメント(0)

◆大人にお成りなさひ 

自尊心ばかり大きくて仕様もありません
だうぞ お笑ひ下さい
これだからお前は……

( ━━━━━━━ 、 ━━ )

2011/10/17(Mon) 00:00  コメント(0)

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