哀歓の白闇詩

□少女霊
1ページ/1ページ


白いミルクのヨウな密室
何も無いカラッポの籠


手を伸ばシテ掴むのはタダノ網


流れてクル小川の宝ダケハ
私のモノなの



クツ…まだ片方ダケ
脚の折れたイスは夢へ誘イ
人形はハネノケル


伸びた髪ヲ切って小川に流セバ
どうしていつも
ヒトの悲鳴が聴こえてクルのだろうカ…




end.

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ