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□暑中お見舞申しあげます
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アリス、ブラッド、エリオットらは遊園地領地での商談に来ていたが


あまりの暑さに
プールで涼んで行く事になる



…屋敷に帰れば季節は秋になるのだから、早く帰ればいいものを…





「やっぱ夏は人参スティクだよな…!」



「君は年中人参じゃないか」



ブラッドは鬱陶しげにため息まじりに呟く


暑い、だるい、何故敵地で水着になっているんだ私は?



「ブラッドぉ!そんなこたないぜ?夏の人参はまた格別に上手いんだ、こう冷凍させてだな…ほら!」


ひんやりと凍った人参を目の前へと差し出すエリオット


「…っわ、わかったから近づくな!」


海水パンツ一丁で大っ嫌いな人参を片手に擦りよるウサギ男


これはブラッドにとって耐え難い拷問だった






「…何、してるの」



「お、おぉお嬢さんか!いい所に…」


水着に着替え終わったアリスがタイミングよく合流する


助かった!

アリスにエリオットを押し付けさえすれば…


途端アリスが気付いたように両手で口元を隠す




「アレなの?もしかしてアレだったの?…私邪魔しちゃったわ、…………ごゆっくり」


申し訳なさそうに言う
彼女は最後にニヤリと深く意地悪く微笑む





「え?ちょっ君?分かってて言ってるんだろ?変な含みを持たせるんじゃない!」



確かに、今の状況は私がこの馬鹿に半裸で迫られているようにしか見えない


しかもエリオットは少しばかり興奮して頬を蒸気させている。



…全く、気持ち悪いったらないぞ




「さぁ?何を言ってるのかよくわからないけれど…たまにはエリオットからの頼みをきいてあげたら?…夏だし」



「夏は関係ないだろう?!」



このお嬢さん、一人だけ逃げる気か…!



「ブラッド!ブラッド!この一番よく冷えたのやるよっ」


キラキラとキレイに瞳輝かせるエリオットに

なけなしの良心が非情にも掻き立てられる。




「く…!覚えていろよお嬢さん」




ご愁傷様と誰かが呟く声が聞こえたが、


オレンジ色の口内への侵略により、意識をとばすブラッドには


いったい誰が囁いたのか分かる術はなかった…──────












「て、お嬢さんしかいないだろう」


「知らないわ」




暑中お見舞申しあげます!





おまけ

エリオット
アリスとブラッド

カタッポ落書き…ですが…



ビックリしたことにどっちもフリイラです^^

裸体を描いたのは初めましてなのでびびってます(笑
ティクビを最後に描いて、命を吹き込みました^^*


お粗末さまでした。



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