短編小説
□必殺? 卵爆弾
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ある晴れた日のお昼過ぎ、レッドはポケモンバトルの特訓を終え、家に帰ってきた。
と、家に入るとそこにはイエローの姿が。
「イエロー? どうしてここに?」
「えっと…、久し振り会えないかなあと思って来たんです」
言われてみれば、ここ最近は忙しさにかまけて彼女とはあまり会っていなかったな、とレッドは少しばかり後悔した。
「あっ、そういえば…」
と呟いたイエローはパタパタと奥の方へと消えていったかと思うと、小皿を一つ手に持って戻ってきた。
「これ、冷蔵庫の中を見たら卵の消費期限が切れかかってたんで、ゆで卵にしたんです。良かったら食べませんか?」
「うん。ありがとう。頂くよ」
レッドはバトルの特訓でお腹が空いていたこともあり、なんらためらうことなくそのゆで卵にてを伸ばし、口に運んだ。
しかし、その直後…
ボゴォォン!
と、なんとも形容の難しい破裂音を発し、ゆで卵は爆発した。
当然、それを口に運び掛けたレッドはもろにその被害に遭う羽目となった。
「レ、レッドさん、大丈夫ですか!?」
「な、なんとか………」
それから暫くの間、レッドはゆで卵を食べられなくなったという。
これぞ本当の卵爆弾
Byレッド