短編小説
□木漏れ日に包まれて
1ページ/4ページ
その日は、春とは思えない程に気温が高かった。
その異常な気象現象は、この世に生きとし行ける者すべてを干物にしてしまうのではないかと思える程だった。
レッドもまた、この異常な暑さにはほとほと参っていた。
「まだ春なのになんでこんなに暑いんだ?」
誰か答えるわけではないが、彼はそんな疑問を口にする。
床を見れば、先程ボールから出てきたピカがぐったりとしている。
どうやらこの暑さはポケモンにもこたえるらしい。
→
次へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ