短編小説
□5000hit記念小説
2ページ/5ページ
その日、レッドは暇を持て余していた。
空は曇っていて今にも雨が降ってきそうである。
こう天気が悪くてはバトルの特訓も出来ない。
「ああ、暇だなあ」
彼はベッドに寝転がり、そうぼやいた。
無論、そんなことを言ったからといってどうこうなるわけではない。
彼とてそんなことは百も承知なのだろうが、やはりそう言わずにはいられない程に暇を持て余していたのだ。
それから数十分は経っただろうか。
彼は何を思ったのかベッドから飛び起きると、家を出て何処かへと出かけてしまった。