短編小説
□10000hit記念フリー小説(赤黄)
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「すごいなあ、色んな出店があるぞ」
「本当ですね。どの出店に行きましょうか?」
二人が悩むのも無理はない。
綿菓子や焼そば、お面にかき氷など、祭りの出店の定番とも言えるものが所狭しと軒を連ねているのだから。
「う〜ん、そうだななあ・・・。もういっそのこと全部回るか!」
「ええっ!?」
「折角の祭りなんだから楽しまなきゃ損だろ?」
そう言うと、彼はイエローの手を引っ張りながら歩き出した。
レッドの提案通り、二人は沢山の出店を回った。
そして、一通りの出店を回った二人の手には林檎飴が握られていた。
それは、イエローの提案で買ったものだった。