短編小説
□10000hit記念フリー小説(金銀水晶)
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「ゴールド、また遅「おおっと委員長さんよ、今日は説教はなしで頼むぜ。なんてたって年に一度の夏祭りだからな!」
少女の言葉を遮り、少年は言う。
果たして、遅れた自分が悪いという自覚はあるのだろうか・・・。
「・・・わかったわ。その代わり、待たせた罰として何か奢ってね」
「わーったよ。説教受けるのに比べりゃ、そんなもんお安いご用だぜ」
「どうでもいいが、早く行かないか?」
先程から二人のやり取りを静観していた少年が言った。
「ええ、そうね」
「そうだな」
こうして三人は祭りの会場へと入って行った。