短編小説
□はなさかじいさん?
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むかーしむかし、ある山里にお爺さんとお婆さんが居ました。
お爺さんの名前はゴールド、お婆さんの名前はクリスタルと言いました。
そんなある日、ゴールドは一匹の犬を拾ってきました。
「お〜い、クリス。今日は犬鍋にしようぜ!」
・・・どうやら彼は、晩ご飯の御数として犬を拾ってきたようです。
「なにいってるの! そんな可愛いシ・・・じゃない、犬食べられる訳ないでしょ!?」
それに比べ、彼女はなんと慈悲深いのでしょう。
「(とちってんじゃねえよ)はいはい、分かりましたよ。んじゃ家で飼おうぜ。番犬くらいにゃなるだろ?」
「そうね。そういうことならいいわ」
こうして、二人はその犬をシルバーと名付け、家で飼うことにしました。