■書庫U

□眩しい朝日
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ある時、倒れた俺を支え助けてくれたのは白哉だった―――……

「……びゃ…く、や…?」
「何をしている」
「―――……な、に…」

ふと顔を上げると白哉は、何とも表現し難い表情をしていた。

「……痛っ…」

傷が痛み出す。苦痛に顔を歪めると、何故か白哉の顔も歪んでいった。その顔は―――……

「何、だよ…心配でも…して、くれてんのかよ…?」
「………」

相変わらず、何考えてるのか分からない奴だな…と思った。

けど……

「こんな相手に、何をしている?」
「……なっ、何だとコノ野郎っっ!!ぶっ殺されてぇのか?!」

白哉の話を聞いていたのか、敵はいきなり吠えた。……白哉といえば、それに応えもせず、依然として俺を見るばかりである。

「お前は、それ程弱かったのか?」
「………ハハ」
「……?」
「なっ、何がおかしい?!」

(そうだ。白哉の言う通りだ)

「俺は…こんなトコで負けてらんねェんだ!!」
「……なっ、何だ…っ?!」

霊圧が一気に漏れ出す。今思えば、何て馬鹿な戦いをしていたんだろうと笑えてくる。

「いくぜ、斬月!!」
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