Trip×とりっぷ×トリップ!

□Des組紅白リレー〜勝利の花火は誰が為に〜
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ども、リュータです。現在のDes家ですが…

「武器を持て!配置に付け!例え敵が親兄弟、または仲間に似ていようと迷わず攻撃せよ!何としても相手より先に目的地へ辿り着くのだ!良いかこれは戦争だ!!」
「あのー、優歌?「隊長と呼べ、リュータ隊員!」…優歌隊長?敵って仲間に似てる通り越して一応全員仲間なんだけど?そういう時はどうすれば??」
「そんな事決まってるでしょ…相手はカジカ達なんだから遠慮無くぶっ潰すのみ!!

はい、見ての通り戦場と化してます。
対戦カードは優歌VSカジカ・対戦フィールドは家の裏庭。
『庭』つっても歩いて十分足らずで頂上に行ける『山』とかあったりするんだけどな。本当何者だよ六さんの家って。

何でこんな事になってるかと言うと…話せば長くなるんだよなぁ…
数日前、俺が夕飯を作ってる時の話だ。

カージカァー!ちょっと面貸せー!!
「どうしたの優歌ちゃん?今日はまだ君にそんな大声で呼ばれるような事をした覚えは無いよ?むしろ「辞書貸して」って言われて快く入室許可あげたじゃないか」
今日はまだってのもどうかと思うが?」
「そうね。でも…本棚で辞書探してる時にこんなの見付けたら大声出すのも当然じゃない?」

言って優歌が取り出したのは一冊のアルバム。中を開くと…

「…音々の写真?」

まぁカジカは音々が好きみたいだから写真の一枚位持っていても不思議じゃないと思うのだが…

・仕事の打ち合わせをミミニャミさんとしている音々(普通だな)
・授業中でノートを書いている音々(しかも窓から教室を見る感じだ。…ちょっと待て、教室二階だから位置的に無理じゃね?)
・自室らしき場所で裁縫道具とにらめっこしている音々(え?自室!?)

ひょっとしてコレって…隠し撮りって奴か…?

「こんな代物どうやって撮ったのか是非教えて頂きたいわ★ねぇ、カジカ?」
「え、それ?使い魔の蝶達使って撮ったの♪」

使い魔!?お前の周りにいるアレ使い魔だったのか!?
じゃあいつも持っている釣り竿の先に付いた蛹も…

「もち、羽化したら僕の使い魔だよ★」
そんな事実知りたくなかった!っつーか心読むの何気に久し振りだなお前!!

「とりあえずデジカメよこせデータ消すから。いや、二度と撮影出来ないように燃やす。ああそうだ、いっその事お前も一緒に火葬してやろうか?
「冗談じゃないよ。君やMZDに気付かれないように撮影するの大変だったんだから。って言うか火葬されたら音々ちゃんに会えないし」
「むしろソレが目的だと言ったら?」
「ハッ、返り討ちにしてやるよちびっ子

馬鹿!それ優歌にはNGワード!!

上等だぁ!表出ろやオラァ!!今日こそどっちが上かハッキリさせたらぁ!!
「随分賑やかですけど一体どうし…まーたやってるんですか?カジカ先輩と優歌先輩」
「ハ、ハヤト!丁度良かったぜ、この二人止めてくれよ。俺じゃ無理!!」
「任せて下さいよ。じゃあ対戦の火種になる材料(ネタ)もあるんでちょっと軽く煽って来ます★

どうしようコイツ被害拡大企んでる!!

「先輩方、僕に良い考えがあるんですけど」
「「良い考え?」」
「今MZDさんから電話があって今度ポップンステーションの収録でうちを使いたいって言ってきたんですよ。ポップンパーティー10周年記念拡大版スペシャル放送で」
「それで?」
「その企画候補の中に僕達が二つのチームに分かれて対戦する奴があるんです。で、そのチームを優歌先輩チームとカジカ先輩チームにして決着付けるってのはどうですか?」
「ふぅん…面白そうじゃない?もしアタシが勝ったらデジカメの中にある音々のデータ全部消しなさいよ」
「じゃあ僕が勝ったら音々ちゃんとデートさせてね★」
冗談!音々はアタシが守るっ!!
勝負だっ!優歌ちゃん!!

かくしてDes家の頂上決定戦が公共の電波で流される事が決定した。
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